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天使の歩廊-ある建築家をめぐる物語-
天才を巡る人間の業と哀切が心に残るよい物語だった。時代背景も明治から昭和初期という、今の世から見れば、どこか浮世離れして見える時代だったのも物語の不思議感を増幅させている。凡才でも天才でもなく天才笠井と同じ時代に生まれてしまったがために、人間としてダークサイドに堕ちてしまった雨宮視点の物語を読みたい。続編希望。
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警官の血 <下巻>
下巻でいよいよ三代目・平成の和也へ。代が進むにつれ、どんどん「警官の血」が濃くなる気がする。ともあれ、この小説はミステリとしての警察小説ではなく、警官としての在り方や、倫理観、正義観の揺らぎ、のようなもだろうか。
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警官の血 <上>
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警官の血 <上巻>
『笑う警官』シリーズの佐々木譲氏。時代を覆う重苦しさを背景に、組織の一員である警官を描くのが巧い。これは戦後すぐの駐在警官・清二~公安警官・民雄の親子の物語。ドラマがいまいちだったから、原作読みが今になってしまった。もっと早く読めばよかったと。
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パルテノン-アクロポリスを巡る三つの物語-
何故、読み逃していたんだろう?柳氏デビュー前後の初期の作品のようだが、『饗宴』と通じる作品。やや理屈っぽい感じではあるが、柳氏ワールドでは、この辺りのテイストが大好き。言葉の一つ一つが心にしみわたる。読んでよかった、と思える逸品。
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求愛
柴田よしきさんらしい女探偵物語。地味で地道で誠実に生きてる女性を描くのが主流になったと感じる柴田氏。昔の作品のファンだったから、少し物足りない。でも、相変わらず、メチャクチャ巧い。ストーチーテラーではなくなったけど、ページターナビリティは益々アップ。
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ウツボカズラの夢
ひどく後味が悪い読後感。捕虫花のウツボカズラ。この小説のウツボカズラは誰でしょう?という話なんだろうが…。う~ん。描かれる「幸せ」が幸せに見えないことが原因だろうか。
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感染夢
オーソドックスな伝奇ホラー。初出が2003年の文庫化らしいので、かなり懐かしいテイストの物語になっている。
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アンダルシア
舞台はスペインとアンドラ公国、それにフランス国家警察も絡んできて、映画化される作品らしい華美さ。派手に周囲が動き回る割には、中身がしょぼい。著者が官僚に何か含むところがあるのか、たかだか電話でのやり取りの言葉尻とらえて「官僚体質批判」は聊か辟易。小役人シリーズのワールドワイド版という感じ。アンドラの二人の現場刑事がめちゃくちゃイイ。
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錯覚
サクッと読める。「ミステリを装ったメッセージ作品」の印象が強い著者だが、今回はあくまでミステリ、だと思う。
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敗者の嘘 アナザーフェイス2
『鳴沢了シリーズ』以来、シリーズものとしては当たり!かも。ぐぃっ!と来るものはないのに、鉄のナルシストぶりとイケメンぶりモテモテぶり描写のくどさに辟易なのに、何故か、鉄と仲間たちをずっと見ていたい、と思わせる何かがある。それが何かわかるまできっと読み続けるだろう。
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犯罪小説家
読ませる作家さんだと思う。不穏な空気を醸し出すのも巧いし、どこへ向かうのかわからない不安定感が一気読みへ。初期の頃のスピード感と結末の説得力が戻ってきてほしい。
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水を打つ <下>
競泳メドレーリレーの4人+1人の物語後半。下巻は個人競技のチーム力に加えて、「引き際の美学」についていろいろ考えさせられた。引き際に迷いは付き物だが、辞める辞めないと一々大騒ぎするのは、外野だけでなくアスリート自身も嫌悪するものなのだなあと。それにしても。登場する誰しも、心境や行動の変化が唐突過ぎて、何がきっかけだったのか経緯とか全然描かれないのは何故??続編希望。
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沈黙への三日間 <上>
1999年、ケルンが舞台。おそらくテロ阻止役であろう、物理学者と出版社広報ウーマンのくだりが延々と続くのは何かの伏線なのか?
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LIMIT <3>




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